きのこ類:常食して免疫細胞を活性化

きのこ類のこの成分が効く!

  • ビタミンB2
    脂質、糖質、タンパク質を分解し、エネルギーを産生する。
    皮膚や粘膜の健康を保ち、口内炎やニキビ治療にも用いられる。
  • グルカン
    免疫細胞を活性化して、人が本来持っている免疫力を発揮させる働きがある、食物繊維の一種。
    腸の機能を高め、便秘や毒素排出を促し、善玉菌を増やして腸内環境をととのえる働きもある。
  • リン
    すべての骨や細胞に存在し、体を組成するミネラルでカルシウムに次いで多い。
    ビタミンB群の吸収や作用に不可欠で疲労回復を促す。
  • ビタミンD
    紫外線にあたると体内でも生成可能なビタミン。
    カルシウムの吸収を促し骨にカルシウムを蓄えるほか、ビタミンAを効率よく吸収する働きもする。

低カロリーでダイエット食としても好まれるきのこ類。
漢方では、体にこもった余分な熱をとる、といわれているように、水分が90%も占める陰性食材ですが、生で食べることはほとんどないので、陰性体質でも食べ方に気を使う必要がない食材でもあります。
食物繊維も多く、腸内の有害物質や老廃物えおとりのぞき、血液を浄化します

きのこ類に含まれるプロビタンDは、紫外線にあたるとビタミンDに変わり、カルシウムの吸収を助けるだけでなく、免疫機能にも作用するといわれています。
きのこは湿気の多い日陰で育つので、生のままではビタミンDはほとんど含まれていませんが、天日乾燥させた干ししいたけには多量に含まれています。

いまではおなじみのエリンギが家庭で食べられるようになったのは、わずか15年ほど前のこと。
安価なまいたけが流通し始めたのも20年前です。
ただ、人工栽培されたきのこと天然ものでは、香りがまるで違うそうです。

きのこ類の医者いらずの素

きのこ類に含まれる食物繊維の一種グルカンは、免疫細胞を活性化し、ガンを抑制する働きもあります。
特にまいたけやしめじには多く含まれているので、ガン予防に食べておきたい食材です。

きのこは、種類別に異なる薬効成分を含んでいる食材です。
しいたけには、血中コレステロールを下げるエリタデニン、ガンを抑制するレンチナンがありますし、なめこのぬめりの素はタンパク質やアミノ酸の吸収を助け体を強くするムチン、まつたけの香りとうま味成分には食欲増進効果があり、まいたけに含まれるXフラクションはインスリンの働きを促し糖尿病に効きます。

食べ方のポイント

カルシウムの豊富な食品と一緒にきのこを摂ると、カルシウムの吸収を促し骨に蓄積させる働きをします。
さらに、油を少量プラスすることで、ビタミンDの吸収も促進されるので、シラス干しや小松菜との炒め物は骨粗しょう症対策になります
また、タンパク質食品と一緒に食べれば、きのこに含まれるビタミンB2との相乗効果により、美肌効果も得られます
なお、しいたけやまいたけの特有成分のレンチナンやXフラクションは、水溶性で水洗いするだけでも失われてしまうので、なるべく洗わず、煮汁ごと食べられる調理法をおすすめします。

ごぼうやいんげん豆との食べ合わせは、食物繊維の作用でコレステロール排除、糖尿病や高血圧、ガン予防に効果があります。
またゴマ、くるみ、カボチャとの食べ合わせは、グルタミン酸やビタミンB6の働きで脳の老化を防ぎます。