トマト:暑さに負けない免疫力をつける

トマトのこの成分が効く!

  • ビタミンA
    皮膚や粘膜を強くして免疫力をアップ
  • ビタミンB1
    糖質分解酵素に働きかけ細胞にエネルギーを供給する。
    不足すると風邪をひきやすくなるなど免疫力低下を招く。
  • ビタミンC
    免疫器官の副腎から分泌されるホルモンの合成に不可欠な成分。
    インターフェロンに働きかけ免疫力を活性化する。
  • ビタミンE
    過酸化脂質の生成を抑え老化を防止。
    毛細血管の血流をととのえ冷えや肩凝りを解消する。
  • 鉄分
    細胞へ酸素を運ぶヘモグロビンの成分。
    野菜に含まれる鉄分は動物性タンパク質と一緒に摂取すると吸収率が上がる。
  • リコピン
    緑黄色野菜の色素成分カロテンの一種で、カロテンの中では最強の抗酸化作用を持つ。
    ミニトマトにより多く含まれる。
  • ルチン
    ビタミンPとも呼ばれ、ビタミンCの働きを助けて毛細血管を強化する。

ミニトマト、糖度の高い食用の品種など、さまざまな種類が一年中売り場に並んでいますが、やはりトマトがおいしいのは夏。
夏に食べるトマトはみずみずしく、うま味成分のグルタミン酸も豊富です。
夏においしいと感じるのは、トマトが陰性食材だから。
さらに、のどの渇きを癒す作用もあるのですから、まさに夏野菜の申し子です。
冷蔵庫で冷やしたトマトにかぶりつくのは夏の楽しみの一つですが、おへその下を触ってヒヤッとしている陰性体質の人は、自然塩を振りかけて食べましょう。
陰性食材は、自然塩を加えることで陽性食材になるのです。

トマトの医者いらずの素

トマトは免疫力アップに欠かせないビタミンA、Cを多く含んでいます。
また、赤色の素になっているリコピンには、強力な抗酸化作用でガンを予防するほか、動脈硬化を予防する効果もあるといわれています。

夏は暑くて仕事や勉強に集中できない、という人にとって、トマトはうってつけの食材。
豊富に含まれるビタミンB1は、脳や神経のエネルギー源になる糖質の分解を促し、疲労回復も助けます。
うま味成分のグルタミン酸やアミノ酪酸も、脳を活性化する作用があるので、受験勉強中のお子さんや就職活動中の学生は、トマトをたっぷり食べて天王山を乗り切りましょう。

トマトに含まれるルチンという成分は、ビタミンCに働きを助け血管を強くするので、高血圧や心臓病、脳出血を予防します。
また、ナトリウム、カルシウムなどのアルカリ性ミネラルが、酸性の血液を中和浄化します。
食物繊維のペクチンも豊富に含まれ、便秘解消や整腸作用にも効く食材です。

食べ方のポイント

生食することが多いトマトですが、夏野菜=陰性食材なので、陰性体質の人は熱を加えて食べましょう。
サラダにするならしょうゆベース、あるいは味噌だれのドレッシングを。
マヨネーズは陰性食材なので、トマトとの相乗効果で体がより冷えてしまいます。
ビタミンA、E、リコピンは油と一緒に食べると吸収率が上がる脂溶性成分ですから、オリーブオイルと自然塩をかけて食べるといいでしょう。

脂溶性の成分は加熱調理しても壊れにくく、また加熱することで吸収率もアップします。
イタリアンに欠かせない、オリーブオイルを使ったトマトソースは、リコピン摂取に最高の料理です。
ただ、ビタミンB1、Cは熱に弱いので、効率よく栄養素を吸収するためには加熱時間を短めにする工夫も必要です。