海藻類:海中のミネラルがたっぷり

海藻類のこの成分が効く!

  • コフダイン
    ガン細胞に働きかけ自然消滅させるほか、ガン細胞の転移を抑制し、免疫細胞を活性化する。
  • セレン
    血圧をコントロールするホルモン生成に関わり、高血圧や動脈硬化を予防する。
    妊娠、授乳期の女性に不足がちな栄養素。
  • ビタミンK
    海藻類に多く含まれるカルシウムを骨に取り込作用があり、骨粗しょう症対策に有効な成分。
  • αリノレン酸
    生活習慣予防効果、とりわけ体内でDHAやEPAへと変わり、ガン抑制作用を発揮する。
  • ヨウ素
    甲状腺ホルモンを作ることで交感神経を活発に働かせ、新陳代謝を促す。
    毛髪、歯、皮膚、爪の成長促進にも不可欠。

のり、わかめなどの多くの海藻は、古くから日本人に親しまれてきた食材です。
ひと口に海藻類といっても、さまざまな種類がありますが、褐藻類(昆布、わかめ、ひじき、もずく)、紅藻類(のり、テングサ、ふのり)、緑藻類(アオノリ、おおさ)の三種類に大別されます。
栄養成分は野菜と似ていますが、ミネラル豊富な海中で光合成をするので、栄養価の面では海藻に軍配が上がります。

海藻類の特徴は、ナトリウム、カリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、マンガンなど多くのミネラルが含まれている点。
中でもヨウ素の含有量は特筆ものです。
ビタミンも豊富で、免疫力アップに欠かせないA、C、E、B2のほかに、B1、B6が含まれます。
また、野菜にはほとんど含まれていないビタミンB12も、のりに含まれているのです。

お湯・しょうゆと混ぜるだけでお吸い物になるとろろ昆布や、食が進まない夏にのど越しよくご飯をかき込めるめがぶは、栄養価の面でも優等生です。

海藻類の医者いらずの素

海藻に豊富なヨウ素は、新陳代謝を高め若さと健康を保つ、甲状腺ホルモンを合成します。

海藻特有のぬめりは、アルギン酸によるもの。
アルギン酸にはコレステロールの低下、血圧降下、塩分や毒素の排泄作用があります。
また褐藻類のぬめりには、コレステロール値を抑制するほか、ガン細胞を消滅させるフコイダンという免疫力アップの成分が含まれています。
海藻類に含まれる脂質も、血液サラサラ効果のある高度不飽和脂肪酸を主成分とし、降圧・抗血栓・コレステロール値抑制などに作用します。
さらにのりには、強心・強肝作用や降圧・抗血栓作用のタウリンも含まれているのです。
こうしてみると、海藻類には心疾患や脳血管疾患をはじめとする、血管病に有効な成分が何種類も含まれており、生活習慣病の特効薬であることがわかります。

食べ方のポイント

だし取りに使われる昆布は、捨てられてしまうことが多いですが、細かく切ってからだしをとり、そのまま具として食べましょう。
アルギン酸やフコイダンを含むぬめりを食べつくすなら、とろろ昆布が最適です。

基本的には間性食材ですが、昆布やひじきは陽性食材、わかめやのりは陰性食材です。
陰性体質の人は、わかめを生食するなら酢の物よりしょうゆ味のドレッシングを、のりは焼きのり、味付けのりなど乾燥させているものを食べて、体を冷やさないように心掛けましょう。

脱毛(ムダ毛処理)に効く食べ物

毛深い人や「すぐにムダ毛が生えてくる!」という悩みを持つ女性はおおぜいいます。

剃ったり抜いたりして自分でケアしている人も多いかと思います。

しかし、実は毎日の食事もムダ毛に影響するって知っていますか?

もちろん、その食品を食べてすぐにムダ毛が薄くなるとはいきませんよ。

しかし、気長にバランスよく摂ることで、ムダ毛の発生を抑える効果が期待できる食材があるのです。

実は重要な食品とホルモンの関係

体毛と食べ物の関係は、決して浅いものではありません。

食べ物から摂り込まれた栄養素は、血や肉といった身体を作るのはもちろん、体の中の性ホルモン分泌にも作用します。

性ホルモンは女性らしさや男性らしさなど、体のさまざまな機能に影響を与えます。

体毛の生え方も例外ではありません。

人間の場合、男性ホルモンが多くなると体毛が濃くなります。

また、女性ホルモンが増加すれば体毛は薄くなります。

ごく一般的な健康な女性なら体の中で、日々性ホルモンの状況は変化します。

特に生理中の性ホルモンの乱れは顕著です。

ちょっとしたことで性ホルモンバランスの崩れ、男性ホルモンが増加したり、女性ホルモンが減少したりすることがあるのです。

今のような社会では、ダイエットやストレス、食生活の乱れが原因で女性ホルモンが減少する女性は少なくないようです。

ストレスだらけの環境の中で、女性の「オヤジ化」が注目されています。

ストレスを溜め込んでしまった結果、男性ホルモンが増え、体毛が増え、ムダ毛が濃くなるなど「体の男性化」が起こるのです。

では、女性ホルモンが少なくなってしまったら、どうやってケアしたらいいのでしょう?

実は、食べ物で補給することができるのです。

女性ホルモンに似た働きをする栄養素を摂ることで、体のホルモンバランスを整え、男性化した体を元に戻すことができます。

毎日の食事に取り入れやすい抑毛効果のある食品

実際のところ、どんな食べ物に体毛を薄くする効果があるのでしょう?

女性ホルモンに似た働きを期待するなら、大豆製品や豆乳は抑毛効果のある食品の代表格です。

大豆や大豆製品に含まれるイソフラボンは女性ホルモンによく似た働きをします。

このイソフラボンが体の中で少なくなってしまった女性ホルモンの代わりをしてくれます。

豆乳ローションが抑毛に良いとよく言いますが、体の内側からも効果があるということです。

また、他にはGI値の低い食品がおすすめです。

例えば玄米やひじき、ホウレンソウといった食品などです。

これらはビタミンも多く含まれています。

しかも、ホルモンバランスが乱れると起こりやすい肌荒れのケアにも効果的です。

意識して摂りたいオススメ食材です。

GI値の低い食品がいい理由は、GI値が高ければ高いほど、その食品は体内の血糖値を上げるからです。

血糖値が上がるとインシュリンが大量に分泌されます。

これにより男性ホルモンの分泌が促されてしまいます。

その結果、体の中で男性ホルモンが増え、体毛も濃くなってしまうのです。

GI値の高い食品は炭水化物を多く含む物や、糖度の高いものです。

特に手軽に食べられる菓子パンや、イモ類、糖質の多い食品は要注意です。

日頃忙しいからとつい手をのばしてしまいがちな食品たちです。

しかし、もしかしたらそれがムダ毛を増やす原因になっているかもしれません。

食べ物は体を作る、とよく言いますね。

血や筋肉といった体の基本的な部分はもちろん、髪や肌なども食べ物の影響を受けています。

ムダ毛を抑制する効果のある食べ物=女性の体の調子を整えてくれる食べ物

ぜひ抑毛効果のある食べ物を上手に取り入れてください。

そして、効果的な脱毛を目指してみてはいかがですか?

それでも、ムダ毛が薄くならない場合は、脱毛サロンに頼るという方法もあります。

特に、TBCのスーパー脱毛は、脱毛サロンでありながら、永久脱毛的な要素があります。

タマネギ:生活習慣病にも効果大

タマネギのこの成分が効く!

  • ケルセチン
    タマネギの茶色い皮に含まれるポリフェノールの一種。
    過酸化脂質の生成を防ぎ、血流をよくして血管病を予防する。
  • オリゴ糖
    腸内で消化されず、善玉菌を活性化させ腸内環境をととのえる食物繊維の一種。
    老廃物の排出を促し免疫効果をアップする。
  • セレン
    活性酸素の活動を抑制し、ビタミンEに働きかける。
    また抗ガン、抗酸化作用もある免疫成分。
  • リン
    疲労回復や細胞の成長、修復、関節痛を緩和する。
  • 硫化プロピル
    糖分代謝を高め糖尿病を予防。
    加熱するとトリスルフィドに変質し、血中コレステロールの代謝促進作用を発揮。
  • アリシン
    アリウム属野菜(ニラ、ニンニク、ネギ、タマネギ、らっきょ)の匂いの素。
    強い抗菌作用があり赤痢、チフス、コレラにも有効。
    ビタミンB1ち結合して血中に長くとどまり、疲労回復効果を高める。

ピラミッドや万里の長城を作る際に、労働者のスタミナ源になったといわれているタマネギ。
ニラやニンニクと同じく、強壮にすぐれた食材です。
強い香りには殺菌作用もあり、イギリスでは台所などに置かれていました。
意外な効用としては、切ったタマネギを枕元におくと、鎮静作用により安眠効果が得られます

タマネギは春が旬の陽性食材。
3月頃から店頭に並ぶ甘味の強い新タマネギは、香りも辛みも強くないので、栄養を丸ごと摂取するためにも、水にさらさずそのまま食べたいところです。

タマネギの医者いらずの素

タマネギにはビタミンC、ケルセチン、オリゴ糖、セレンと免疫力アップの栄養素が種類豊富に含まれています
ケルセチンは、タマネギの茶色い皮に多く含まれるポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用を発揮しガンや高血圧など生活習慣病を予防します。
ビタミンCとともに摂取することで、血管年齢を若返らせ脳血栓、心筋梗塞、高血圧など生活習慣病を予防します。
また、セレンも生活習慣を予防する抗酸化力にすぐれています。
オリゴ糖は炒めたタマネギの甘味成分で、腸内で善玉菌を増やして調子をととのえ、免疫機能や肝機能も高めます。

タマネギがスタミナ食材として昔から珍重されたのは、ビタミンB1の吸収。利用を助け疲労回復を促すアリシンが、多量に含まれているため。
夏に豚のしょうが焼きを食べたくなるのは、アリシンが豚肉のビタミンB1をスタミナ源に変え、ショウガの馬力アップ効果を、体が欲してるからです。

血糖値を下げるグルコキニン、血糖の代謝を高める硫化プロポルは、糖尿病に効果のある成分です。

食べ方のポイント

アリシン、硫化プロピルは熱に弱く水に溶けやすい成分です。
血糖値が気になる人は、硫化プロピルを効率よく摂取できる生食を
逆に加熱すれば、血中コレステロールや中性脂肪を減らし、血液サラサラに威力を発揮します。
強い香りや辛みが苦手で水にさらしてから生食する場合は、刻んで水にさらして2分ほどせ水切りするか、刻んだ状態で15分以上放置して成分を安定させてから水にさらしましょう。

タマネギはアスパラガス、セロリ、トマトと一緒に炒めると血圧降下に効き目があります
また小松菜、きのこ、ショウガとの食べ合わせは、冷えや胃弱に効きます
ケルセチンが含まれる茶色い皮は、そのまま食べることはできないので、煮出してスープやカレー、シチューのベースにしましょう。

ショウガ:400種の成分が万病に効く

ショウガのこの成分が効く!

  • ビタミンC
    血中コレステロールを低減し生活習慣病よ予防。
    筋肉にたまった疲労物質の乳酸を分解し、疲労回復に役立つ。
  • ジンゲロン
    ショウガの辛み成分。
    脂肪を燃焼し基礎代謝を上げたり、血液循環を促して、体を温める。
  • ショウガオール
    ショウガの辛み成分。
    血行を促進し体を温め、鎮痛、抗潰瘍にも効果。
    強力な殺菌力も持っている。
  • ジンゲロール
    抗酸化、末梢血管の血行促進、発汗、保湿、肝機能促進など免疫力アップに効果を発揮するショウガの辛み成分。
  • シネオール
    ショウガの香り成分。
    利尿促進、コレステロールの排出、便秘の解消など解毒にすぐれる。
    また疲労回復、健胃作用んど夏バテ解消成分でもある。

代謝促進を利用したダイエットやデトックス、さらに免疫力アップと注目を集めるショウガですが、実は特筆すべき栄養素が、ほとんどないのです。
しかし、薬効成分となると話は別。
心臓に直接働きかけて心筋の活力を高め、冠動脈を拡張させて血流を佳くする強心作用に加え、内臓の働きを活発にして体を温め、発汗・利尿を促し、新陳代謝を高めるため、冷えを解消し免疫力をアップします。
「冷えは万病のもと」といわれますが、冷えを解消するショウガはまさに万病の特効薬。
神経痛やリウマチなどの炎症、全身のコリ、倦怠感の解消に始まり、冷えや血行不良、新陳代謝の低下が原因で起こる病気を予防・改善します。
また、400種以上もの成分が含まれるため、それぞれの効能をあわせると、万病に効くというのも大げさではないのです。

ショウガには、さまざまな成分が含まれているため、体を温める反面、発熱時には解熱作用も発揮しますし、高血圧にも低血圧にも効く、というように相反する効能が備わっている点でも、すぐれた食材なのです。

ショウガの医者いらずの素

「ショウガなしに漢方は成り立たない」といわれるように、医療用漢方薬の実に70%以上にショウガが使われています
また、「ginger」には、「ショウガ」のほか「意気、軒昂」の意味もありショウガの薬効は洋の東西を問わず世界的に認められていることがわかります。

ショウガに含まれる薬効成分の一部を紹介すると、利尿作用のあるアスパラギン、インフルエンザウイルスから体を守るシメン、肝臓病を治療するデヒドロジンゲジオン、さらに、筋肉を弛緩しコリをほぐすセサミン、強心作用や解熱作用のあるジンゲロール、血圧を下げるジンゲロン、鎮痛・解熱・鎮静作用のショウガオールなど。
これでもまだほんの一部に過ぎないのです。
免疫力をアップする栄養素としては、ビタミンCが含まれていますが、ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールなどあらゆる薬効成分も加えた総合作用により、免疫を強化するのがショウガといえます。

痛みが早い青魚の刺身の薬味や、寿司の箸休めとして添えられるショウガには、強力な殺菌作用もあります。

食べ方のポイント

すりおろすなら、香り成分やビタミンCが失われないよう食べる直前に。
カリウムが豊富なそら豆、キュウリ、のりなどと一緒に食べると、むくみ取りや便秘解消も。
牛肉や鶏肉との食べ合わせは、疲労回復効果があります。

セロリ:男性にも女性にも効く強精食材

セロリのこの成分が効く!

  • ビタミンU
    胃酸過多、胸やけ、潰瘍などの胃のトラブルを解消。
    熱に弱い成分なので食べ方に工夫を。
  • βカロテン
    水溶性の抗酸化成分。
    ビタミンCやEとともに摂取すると、吸収率がアップする。
  • マグネシウム
    筋肉の収縮や血圧の調整作用があり、心臓病、高血圧などを予防する。
    たんぱく質の合成にも不可欠な栄養素。
  • カリウム
    心臓を正常に働かせ、血圧を下げる。
    塩分に含まれるナトリウムを過剰摂取すると、カリウムが不足し血圧が上昇するので要注意。
  • 鉄分
    体中の細胞に酸素を運ぶ元気の素。
    摂取量の1割にも満たない吸収率なので、意識的に常日頃から摂取する必要がある。
  • アピイン
    セロリの香り成分。
    神経系に作用し鎮静作用を発揮する。
    また頭痛を鎮める。

セロリの旬は3~4月。
サラダやスープの香味野菜に使われることが多い食材です。
陰性食材なので、陰性体質の人は加熱調理するか、陽性食材の塩をかけたり、しょうゆベースのドレッシングで食べましょう。

セロリといえば、独特の香りが特徴的。
春先に新物が並んだ日は、売り場全体にセロリの香りが充満していますが、香り成分には興奮を鎮めイライラを抑える作用があります。
セロリの売り場の前では、夫婦喧嘩も少ないのではないでしょうか。

セロリは医者知らずの素

西洋では強壮・強精食材として知られていますが、香りや苦みに鎮静作用のほかガン予防、頭痛、生理痛、血液浄化などの効果があります。
特に香りが強い葉の部分には、ガン予防が期待されるβカロテンが多く含まれています。
さらにセロリ、パセリ、ニンジンなどセリ科の食材は、血栓を溶かすピラジンを含み、心筋梗塞や脳梗塞に効果があります。

食べ方のポイント

独特の香り成分は熱に弱く油に溶けやすいので、苦手な人は炒めて食べることをおすすめします。
炒め物にするなら、葉も炒めて脂溶性のβカロテンも一緒に摂取しましょう。
煮物にするなら、煮汁ごと食べられる調理法を。
カリウムなど水溶性の成分を、残さず摂取できます。

ニンジン:皮まで食べたい抗酸化食材

ニンジンのこの成分が効く!

  • ビタミンE
    シミの原因となる過酸化脂質の生成を制御。
    ホルモンの分泌も整える。
  • βカロテン
    強力な抗酸化物質。
    ニンジンに含まれるカロテン(色素)のほとんどを占める。
    ニンジンジュースを大量に飲むと、βカロテンの過剰摂取により肝臓に負担がかかるので、肝臓に障害がある場合は要注意。
  • カルシウム
    骨や歯を形成するほか、筋肉や神経にも働きかける。
    ニンジンの葉には根より5倍以上のカルシウムが含まれる。
  • カリウム
    ナトリウムを体外に排出する解毒成分。
    腎臓が弱っている場合、カリウムの摂りすぎは不整脈を招く。
  • ペクチン
    腸を整え便秘を解消し、免疫力も改善する食物繊維。
  • ビタミンA
    ニンジンのビタミンA含有率は野菜の中でも随一。
    根より葉により多く含まれる。

人間が生きていくために必須の栄養素を、すべて含む食材の優等生です。
陽性食材なので、生食でも体を冷やすことなく、陰性体質の人は食べ続けることで気力が養われます。
ニンジンが赤いのはカロテンが多量に含まれているため。
カロテンには数種類ありますが、このうちβカロテンは、不足したビタミンAを補うため体内で分化されるほか、強力な抗酸化作用で免疫力をアップします。

ニンジンは医者知らずの素

ニンジンのがん予防効果は優れていて、常食している人とそうでない人では肺がんの発生率が2倍違う、との報告もされています。
これは豊富なβカロテンのおかげ。
ビタミンC、Eと一緒に摂るとガン、老化の予防効果がさらにアップします。
胃腸や肝臓をきれいにする硫黄、リン、カルシウムなどのミネラル、有害な水銀を排泄するコハク酸カリウム塩も含まれています。

食べ方のポイント

βカロテンは脂溶性成分なので、油と一緒に食べると吸収率が大幅にアップします。
炒め物や炒め煮、生食ならオイルドレッシングを使いましょう。
皮はなるべくむかずに。
βカロテンは皮の下に多く含まれています。
葉にはビタミンCがたっぷり
根と一緒にさっと油で炒めて。

 

キャベツ:潰瘍・腫瘍を抑えるスーパー食材

キャベツのこの成分が効く!

  • ビタミンC
    淡色系野菜ながら豊富に含まれている栄養素。
    免疫細胞の働きを助ける。
  • ビタミンK
    解毒・利尿作用を有し、骨にカルシウムを蓄える作用、止血作用も持つ。
  • ビタミンU
    胃腸粘膜の代謝を活性化し、傷ついた胃腸粘膜を治し、潰瘍を抑える。
    また胃酸の分泌を抑制する作用も。
  • 硫黄
    必須ミネラルのひとつ。
    皮膚や髪を健康に保ち、細胞に対する抵抗力を高め、糖質・脂質の代謝も高める。
  • カリウム
    血圧を下げ、塩分を排泄する。
    また腸の働きを活発にし便秘を解消したり、老廃物を排出しむくみをとる作用も。
  • グルコシノレー
    ダイコンに含まれる辛み成分で、発ガン物質を排出する。
  • 塩素
    消化酵素を活性化。
    血液のpHバランスをととのえる。

柔らかく生食に向く春キャベツと、固くしまって加熱調理に向く冬キャベツとがありますが、夏秋キャベツもあり年間を通して旬の切れ目がありません。
紫キャベツには抗酸化物質のアントシアニンが、芽キャベツにはルチンやビタミンAが豊富です。

キャベツの医者いらずの素

ビタミンC、Uがガンや潰瘍を予防し、ビタミンAが免疫力増強、B群が疲労回復を助けます。
これらビタミン類のほか、ミネラルも豊富で塩素、硫黄、カルシウム、ナトリウム、鉄分、ヨウ素などが含まれます。
中でも塩素と硫黄は胃腸の浄化作用が強く、呼吸器をととのえる作用もあります。
また、インドールという成分からは、乳ガンや大腸ガンの増殖を抑える効果も発見されています。

食べ方のポイント

外葉や芯の部分にビタミンCが多く含まれます。
水溶性ビタミンは、煮汁ごと食べられる調理法がベスト。
外葉は農薬の心配があるので2~3枚は捨て、芯は刻んでスープに入れて食べましょう。
千切りにする場合は刻んでから水にさらすより、むいた葉を水にさらすほうが、ビタミンCの喪失が抑えられます。
ダイコン、ニンジン、カボチャ、ジャガイモとの食べ合わせは、キャベツの潰瘍の予防効果をより引き出してくれます。

ダイコン:新鮮な葉つきものは即買い!

ダイコンのこの成分が効く!

  • βカロテン
    葉の部分に多量に含まれる抗酸化物質。
    体内で必要な分だけ分解されるビタミンAを生成する。
  • ビタミンB2
    皮膚や粘膜の健康維持。
    また脂肪酸を代謝するのでメタボ改善成分にも。
  • ビタミンE
    ビタミンCと一緒に摂取することで相互に抗酸化作用を高めあう。
    自律神経に働きかけ血行促進も。
    葉に多く含まれる。
  • ビタミンC
    根の部分に多く含まれる。
    免疫力を高めてウイルスの感染を防ぐ。
  • ジアスターゼ
    消化を助ける酵素。
    有害物質を除き発がん物質を抑制する働きを持つとされる。
  • 鉄分
    葉に多く含まれる。
    体に吸収されにくい成分だが、ビタミンCとの摂取で吸収率が上がる。
  • マグネシウム
    タンパク質の合成や鎮静作用があり、また筋肉の動きをしなやかにする。
    摂取量が低下すると心臓病の原因にも。

10月から旬を迎える冬野菜のダイコンが、おでんだねで一番人気なのは、だしをたっぷり吸ったおいしさもさることながら、長時間煮込まれることで間性食材から陽性化し、体を温める効果がグンと高まるから。
千切りダイコンやたくあん漬けなど、冬場の保存食としてもポピュラーですが、乾燥させたり漬物にすることで陽性食材になるばかりか、余分な水分が抜け栄養素が凝縮される効果もあります。

ダイコンの医者いらずの素

根よりも葉の部分に栄養が豊富で、特に免疫力アップの必須栄養素のビタミンA、Eは葉に多く含まれています。
豊富に含まれるビタミンCやジアスターゼは健胃作用、辛みの成分は胃液の分泌を促すほか、強い抗酸化作用もあり発ガン物質を無毒化するといわれています。
また、粘膜を修復する鉄分、マグネシウムも多いので、風邪の治りが早くなります。

食べ方のポイント

なるべく皮はむかずに。
皮にはビタミンC、毛細血管を強くするルチンが含まれています。
ビタミンCは時間と共に壊れてしまうので、おろしにするなら食べる直前に。
ダイコンの葉は陰性食材なので、味噌汁の具や塩もみして浅漬けにしたり、油で炒めて。
間性食材を生食する際は陽性食材と一緒に食べましょう。

トマト:暑さに負けない免疫力をつける

トマトのこの成分が効く!

  • ビタミンA
    皮膚や粘膜を強くして免疫力をアップ
  • ビタミンB1
    糖質分解酵素に働きかけ細胞にエネルギーを供給する。
    不足すると風邪をひきやすくなるなど免疫力低下を招く。
  • ビタミンC
    免疫器官の副腎から分泌されるホルモンの合成に不可欠な成分。
    インターフェロンに働きかけ免疫力を活性化する。
  • ビタミンE
    過酸化脂質の生成を抑え老化を防止。
    毛細血管の血流をととのえ冷えや肩凝りを解消する。
  • 鉄分
    細胞へ酸素を運ぶヘモグロビンの成分。
    野菜に含まれる鉄分は動物性タンパク質と一緒に摂取すると吸収率が上がる。
  • リコピン
    緑黄色野菜の色素成分カロテンの一種で、カロテンの中では最強の抗酸化作用を持つ。
    ミニトマトにより多く含まれる。
  • ルチン
    ビタミンPとも呼ばれ、ビタミンCの働きを助けて毛細血管を強化する。

ミニトマト、糖度の高い食用の品種など、さまざまな種類が一年中売り場に並んでいますが、やはりトマトがおいしいのは夏。
夏に食べるトマトはみずみずしく、うま味成分のグルタミン酸も豊富です。
夏においしいと感じるのは、トマトが陰性食材だから。
さらに、のどの渇きを癒す作用もあるのですから、まさに夏野菜の申し子です。
冷蔵庫で冷やしたトマトにかぶりつくのは夏の楽しみの一つですが、おへその下を触ってヒヤッとしている陰性体質の人は、自然塩を振りかけて食べましょう。
陰性食材は、自然塩を加えることで陽性食材になるのです。

トマトの医者いらずの素

トマトは免疫力アップに欠かせないビタミンA、Cを多く含んでいます。
また、赤色の素になっているリコピンには、強力な抗酸化作用でガンを予防するほか、動脈硬化を予防する効果もあるといわれています。

夏は暑くて仕事や勉強に集中できない、という人にとって、トマトはうってつけの食材。
豊富に含まれるビタミンB1は、脳や神経のエネルギー源になる糖質の分解を促し、疲労回復も助けます。
うま味成分のグルタミン酸やアミノ酪酸も、脳を活性化する作用があるので、受験勉強中のお子さんや就職活動中の学生は、トマトをたっぷり食べて天王山を乗り切りましょう。

トマトに含まれるルチンという成分は、ビタミンCに働きを助け血管を強くするので、高血圧や心臓病、脳出血を予防します。
また、ナトリウム、カルシウムなどのアルカリ性ミネラルが、酸性の血液を中和浄化します。
食物繊維のペクチンも豊富に含まれ、便秘解消や整腸作用にも効く食材です。

食べ方のポイント

生食することが多いトマトですが、夏野菜=陰性食材なので、陰性体質の人は熱を加えて食べましょう。
サラダにするならしょうゆベース、あるいは味噌だれのドレッシングを。
マヨネーズは陰性食材なので、トマトとの相乗効果で体がより冷えてしまいます。
ビタミンA、E、リコピンは油と一緒に食べると吸収率が上がる脂溶性成分ですから、オリーブオイルと自然塩をかけて食べるといいでしょう。

脂溶性の成分は加熱調理しても壊れにくく、また加熱することで吸収率もアップします。
イタリアンに欠かせない、オリーブオイルを使ったトマトソースは、リコピン摂取に最高の料理です。
ただ、ビタミンB1、Cは熱に弱いので、効率よく栄養素を吸収するためには加熱時間を短めにする工夫も必要です。

いいことずくめの12食材

免疫力をアップさせるには「とにかく食事が大切」なのです。

とはいっても、食事は毎日のこと。
一日に三食も食べなければなりません。
免疫効果ばかりにとらわれてメニューを考えたり、外食する店を探すのは、とても大変なことです。

そこで、皆さんが悩んだり考えたりしなくても済むように、「毎日これさえ食べていれば確実に免疫力がアップする」食材を選びました。

  1. トマト
  2. ダイコン
  3. キャベツ
  4. ニンジン
  5. セロリ
  6. ショウガ
  7. タマネギ
  8. 海藻類
  9. きのこ類
  10. にんにく
  11. リンゴ
  12. ゴマ

これら12食材は食べるだけで免疫力がグングン向上します。
なぜなら「免疫力をアップする栄養素」をすべて摂取できるからです。
また、この12食材には快食・快眠・新陳代謝の活性・利尿作用など、免疫力を正常に機能させるための栄養素も豊富です。
加えて、ニンジン、ショウガ、タマネギ、リンゴ、ニンニク、ゴマは陽性食材の中でも体温め効果のすぐれたものばかり。
免疫力アップにこれ以上ない「いいことずくめの基本12食事」なのです。

さまざまな味付けになじみ、あらゆる調理法でたべてもおいしく、毎日食べても飽きず、年中買い求めることができるお手軽な食材ばかり。
その点でも「いいことずくめの基本12食事」ですね。

どれも家庭の食卓でなじみ深い食材ばかりなので、意識しなくても食べているものばかりだと思いますが、今日からは意識的にこの12食材を食べるように心がけましょう。